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YKK、お気に入りの服を長く使える新たな選択肢「リペア対応シリーズ」を発表

ファスナーの製造で世界的なシェアを誇るYKK株式会社は、2024年9月12日、繊維製品の長寿命化を目指した「リペア対応シリーズ」商品の展開を発表した。

近年、ファッション業界では、製品の長期利用や再利用が重視されており、修理サービスへのニーズが高まっている。同シリーズは、壊れたファスナーを簡単に修理できる画期的な商品だ。

従来、ファスナーが破損した場合、製品ごとファスナーを取り外し、新しいものに交換する必要があった。今回の「VISLON® 用リペア対応エレメント」を使えば、ファスナーの破損部分だけを専用の工具で簡単に修理できる。これにより、修理時間が大幅に削減され、ブランドのリペアセンターや修理業者にとって効率的な修理対応が可能になる。

年間に廃棄されるアパレル製品の量は多く、環境に影響を与える大きな問題となっている。同社はリペアセンターや修理業者で行われるファスナー修理の手間を簡素化し、お気に入りの衣服を長く着られるようにすることで、循環型社会の実現を目指す。

同社は他にもさまざまなリペア対応商品を展開している。例えば、「リペア対応スライダー」は、コイルファスナーの破損したスライダーを簡単に交換できる商品だ。また、「VISLON®スライダーリペア対応上止」は、スライダーの取り外しや修理を容易にする設計が特徴である。さらに、「ラケットコイルファスナー リペア対応引手」は、引き手部分の破損や摩耗に対応し、特殊な設計で簡単に交換できる。

これらの商品は、ユーザーが大切な衣類を長く使い続けられるようサポートされており、ファスナーの修理をより手軽に行えるよう工夫されている。

今後も同社は、このリペア対応シリーズを拡充し、ファッション業界のサプライチェーン全体で環境問題に積極的に取り組んでいく予定だ。

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YKK株式会社


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