異業種コラボで初の挑戦、「ブリヂストン × CRAFSTO」ゴム人工筋肉を使用したアップサイクルバッグを発売
ヘリテッジ株式会社が運営するファッションブランド「CRAFSTO」は、株式会社ブリヂストンの社内スタートアップであるソフトロボティクス ベンチャーズが販売するソフトロボットハンド「TETOTE（てとて）」の使用済ゴム人工筋肉を、未来に配慮したバッグにアップサイクルした。
ゴム素材の研究開発で培った知見を活かし、タイヤや油圧ホースの技術を応用したゴムチューブと、それを囲む高強度繊維のスリーブで構成されるゴム人工筋肉のアップサイクルは初めての試みだ。2024年10月より、店頭とECストアの双方で販売を開始した。
ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズは、ゴム人工筋肉を指に持つソフトロボットハンド「TETOTE」を開発。このロボットハンドは、柔らかいものから硬いものまで、また大小さまざまなサイズ・形状・重さの物体を掴むことができる。ソフトロボティクス ベンチャーズは、コア技術であるゴム人工筋肉を活用し、柔らかいロボットの社会実装を推進することで、人とロボットが共存する新しい未来を創造している。
「CRAFSTO」はジェンダーを問わず楽しめるユニセックスのファッションブランド。「人が身につけて、初めて完成するプロダクトで在りたい」という考えのもと、人やもの、空間の狭間にある余韻の中に美しさを見出してきた。持続可能なものづくりを重視し、素材や加工など制作のプロセスにおいて、“未来を見据えたものづくり“を実現している。
今回の異業種コラボレーションは、双方のブランド哲学が融合し、初の試みとして実現した。
バッグ本体に使用された「CORN BIO HAM LEATHER」は、基布にリサイクルポリエステルを使用し、ポリウレタン樹脂の一部にとうもろこし由来のバイオ原料を採用している。また、人工皮革や合成皮革のコーティング剤として使用されることの多いメチルホルムアミド（DMF）を一切使用しておらず、健康への影響を考慮した素材だ。
同素材の特性を活かしたタック＆ドレープが、バッグのフォルムを美しく表現。財布、携帯、カードケースなど、外出の際に必要なものをコンパクトに持ち歩けるサイズ感が特徴である。
持ち手にはゴム人工筋肉を活用し、金具部分も再利用することで取り外し可能なデザインに仕上げた。ツイードテープと金具を組み合わせることで、異素材の魅力を融合させたアイキャッチなデザインとなっている。
カラー展開はブラックとダークブラウンの2色。ブラックにはブルー系、ダークブラウンにはオレンジ系のオリジナル持ち手を採用。素材とカラーの組み合わせが目を引く個性的なデザインだ。
「CRAFSTO」は、「永く愛用してこそ、究極のサステナブル」という理念のもと、持続可能なものづくりを追求。業界の垣根を越えた企画開発に今後も積極的に取り組んでいく。
CRAFSTO×ブリヂストンソフトロボティクスコラボ ベンチャーズ トライアングルバッグ
【製品情報】
サイズ：外寸＝横幅24.5 x 縦幅22.5 x 最大厚み1.5cm
重さ：約213g
素材：外装＝コーンレザー 内装＝再生ペットボトル繊維生地ECOPET®
色展開：2色（Black , Dark brown）
価格：24,800円（税込）
