URLをコピーしました。

サステナブルな「お直し」を日常に。原宿発・NewMake Laboの遊び心あるリペアサービス

原宿の一角に、修理と再創造をテーマにした空間が登場。株式会社STORY&Co.が運営するクリエイティブコミュニティ「NewMake」は、アップサイクルの拠点「NewMake Labo」を2025年4月18日にリニューアルオープンした。今回のリニューアルでは、これまでの自由な制作環境に加え、新たにリペアサービスが本格的に導入された。

「NewMake Labo」は、企業の余剰在庫や規格外品を素材に、会員やクリエイターが自由に制作活動を行うスペースとして知られてきた。アップサイクルという発想を土台に、単なる修理にとどまらない、創造的な再構築の場として支持を集めてきたが、今回のリニューアルによって、リペアがさらに深く日常へと入り込む仕掛けが整った。

今回のリニューアルの背景には、「お直しは、サステナブルでかっこいい、新しいファッションのかたち」という「NewMake」の強いメッセージがある。従来のお直しが持つ実用的なイメージを覆し、「NewMake」ならではの遊び心とクリエイティビティ溢れるリペアメニューを展開することで、単なる修理に留まらない、モノに込められた想いやストーリーを大切にする体験を提供する。

「NewMake Labo」のリペアサービスは、単に壊れた箇所を直すだけでなく、遊び心のあるお直しを提案する点が特徴だ。例えば、デザイン性の高いボタンへの付け替えや、伝統的な修繕技術であるダーニングを用いた個性的な補修、ワンポイントのデザイン刺繍など、ユーザーの個性を反映させ、愛着を持って長く着られる一着へと生まれ変わらせる。ワンポイントのデザイン刺繍は1,000円から、ダーニングは4,500円から対応可能。価格は素材や内容によって変動するが、相談は無料で、気軽に立ち寄れる点も好評だ。

「NewMake」が重視するのは、ものとの関係性を見つめ直すことだ。壊れたら捨てるのではなく、直して使い続けること。しかも、ただ元に戻すのではなく、自分らしさを加えてアップデートするという発想が軸にある。これまでの修理のイメージを覆す、楽しさと創造性に満ちた新たなアプローチに注目が集まる。

ワークスペースとしての利用も可能だ。裁縫道具やミシンなどの機材が整った空間は、時間制・月額制のプランで利用可能。一般の基本料金は1時間1,000円、学生には3割引の学割料金も用意されており、より多くの若い世代が気軽に利用できる体制となっている。

ものとの関係を見直し、直すことが、表現になる。「NewMake Labo」は、持続可能な未来をつくるための実験場であり、創造の場だ。修理が、ただの修理ではなく、新しい価値を生み出す行為として社会に根づく日も遠くないだろう。

NewMake Labo

住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目6−2 原宿ベルピア104
営業時間:11:00〜19:00(不定休)
リペアサービス受付時間:12:00〜18:00

New Make公式サイト

NewMake Labo Instagram


News新着記事