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NIKKO、世界初の捨てられる食器から作られた肥料「BONEARTH(ボナース)」で育てたコシヒカリ「ボナース米」を発売

1908年創業の陶磁器メーカーのNIKKOは、同社が開発した捨てられる食器から作られた世界初の肥料「BONEARTH(ボナース)」でコシヒカリを育て、「ボナース米」として販売を開始した。同商品はLOST AND FOUND TOKYO STOREで購入することができる。

NIKKOはサーキュラーエコノミーの原則に沿ったさまざまな取り組みを進めている。その一つとして開発されたのが、BONEARTHだ。

BONEARTHは陶器シリーズNIKKO FINE BONE CHINA(以下ボーンチャイナ)をリサイクルして肥料化したもの。ボーンチャイナは陶磁器の材料である石や粘土に加え、食肉加工され残った牛の骨を溶解再合成したリン酸三カルシウムから作られる。この成分が肥料の重要な成分であることに着目し2020年から開発に着手し、2022年2月に農林水産省に認定された。

高温焼成で作られることによって、臭いもなく、長期保存でき、水に溶けないので、長期間肥料効果が持続し、河川流出もしにくいなど、環境にやさしい特徴を持つ。同製品はこのように純白で美しく機能的なリン酸肥料であり、かつ地球にやさしい循環型ビジネスであることが評価され、2022年のグッドデザイン賞を受賞している。

NIKKOはこのBONEARTHを起点とし、持続可能な“食の未来”について考えるためのコミュニティ「BONEARTH CIRCULAR COMMUNITY(ボナースサーキュラーコミュニティ)」を発足。その活動の一環として、この肥料を使い様々な農作物を育てており、今回日本人の主食である米を栽培し、「ボナース米」として販売することとなった。

ボナース米は、NIKKOの本社がある石川県白山市の鳥越地域で育てられ、農薬の使用量と肥料を減らすあえて厳しい条件の下、BONEARTHを使用して栽培。全国的な猛暑・水不足で米作りが難しいと言われていた環境下で一等米の評価を受けている。

ボナース米は富ヶ谷に店舗を構えるLOST AND FOUND TOKYO STOREで購入することができ、価格は300gが648円(税込)、1kg が972円(税込)だ。

NIKKO ニッコー株式会社 石川県 白山市

NIKKO Circular Lab(ニッコーサーキュラーラボ) – table source – 飲食店・ホテルのサステナビリティ支援メディア

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