多摩美術大学がサーキュラーエコノミーのプロジェクト「すてるデザイン」の書籍を発売
多摩美術大学がサーキュラーエコノミーのプロジェクト「すてるデザイン」を書籍化し、2023年7月21(金)日に発売する。
「すてるデザイン」とは、「つくる」ことで産業を支えてきたこれまでのデザインを、「すてる」ことを考えることで、社会や作業を支えるデザインにシフトすることを示した言葉だ。
同プロジェクトは東京ミッドタウン・デザインハブにある「Tama Art University Bureau」を拠点に、企業5社と連携して2021年にスタート。2023年1月には企画展「すてるデザイン〜ゴミを価値に変える100のアイデア」も開催されている。
今回発売される書籍では、その概念をテーマにゴミ問題をどうデザインすべきかについて、企業や団体、デザイナー等の最先端の取り組み事例の紹介に加え、サーキュラーエコノミー、つまり廃棄を前提としない製品やシステム、サービスについて、デザインの視点からビジュアルでわかりやすく解説されており、ものづくりに携わるすべての企業やクリエイターに役立つものとなっている。
出版を記念したトークイベントは2023年8月3日(木)に、東京ミッドタウン・デザインハブ内の多摩美術大学 TUBにて開催。著者である永井一史氏(多摩美術大学 統合デザイン学科教授)と、企画に協力した加藤佑氏(ハーチ株式会社 代表取締役)が登壇する。
イベントでは、書籍の成り立ちや「ゴミ問題をどうデザインすべきか?」をテーマに、すてるを取り巻く現状やこれからについてが話される予定だ。また、多摩美術大学 TUB YouTubeチャンネルでオンライン配信も予定されている。
書籍概要
書名 : 『すてるデザイン 持続可能な社会をつくるアイデア』
仕様 : A5判正⼨ (148x210mm) /ソフトカバー/192ページ (Full Color)
定価 : 本体2,000円+税
ISBN : 978-4-7562-5764-2 C3070
発売⽇ : 2023年7⽉21⽇ (金)
著者 : 永井⼀史+多摩美術⼤学 すてるデザインプロジェクト
発売元 : パイ インターナショナル