GREEN FLAGが循環資源化可能な再生繊維フェルト「Rebornfiber®」のソフトタイプを発表。ソファやマットレスへの活用が可能に
サーキュラーエコノミーの実現を目指す株式会社GREEN FLAGは、新しい質感の再生繊維フェルト「Rebornfiber®」のソフトタイプを発表した。これにより、クッション性を持つ繊維ボードの新たな用途が広がる。
一般的な繊維ボードは硬質なものが多く、木材やパネル材の代替として使われている。今回新たに開発されたソフトタイプは、体重を預けても沈み込みすぎない適度な硬さを持つため、ソファやマットレスの素材としても利用可能だ。
実際に原宿「ハラカド」4Fのパブリックスペースには、Rebornfiber®ボードのソフトタイプを使用したベンチが導入されており、体験することができる。このベンチは植栽計画や空間デザイン、店舗プロデュースなど、グリーンに関する事業を幅広く展開するSOLSOによるデザインで、30mm厚のソフトタイプを8枚重ねて作成。硬すぎず柔らかすぎない絶妙なクッション性が特徴となっている。
また、この素材は断熱性と吸音性にも優れている。熱伝導率は0.053W/(m・K)と、建築で使用されるグラスウール10Kに近い断熱性を持ち、吸音効果は自動車内装材基準を満たしているそうだ。
脚などのパーツを取り付けオフィス・施設のパーテーションとして、災害時に備える避難所の防災マットとしてなど、様々な活用が考えられるRebornfiber®ソフトタイプは、現在別注対応。また、GREEN FLAGでは廃棄繊維を預かり、オリジナルの原料でRebornfiber®ボードを製造することも可能だ。ウェブサイトより企業からの相談を受け付けている。