チーズスイーツショップ「bon bon bons.」、江ノ島エリアで集められた廃キャップでカウンターシートを制作
藤沢市鵠沼エリアにあるスティックチーズケーキショップ「bon bon bons.」を運営する株式会社sfrthが、鹿児島で再生プラスチック事業を手掛ける合同会社リプライズと連携し、江ノ島エリアの廃プラスチックを利用し、店内に設置するカウンターシートを制作した。
株式会社sfrthは藤沢を拠点に幅広くPRプロデュースや、ブランディングを手掛ける企業で、新たな事業として今年2月にスティックチーズケーキショップをオープンした。
一方、本プロジェクトのパートナーである合同会社リプライズは、鹿児島県霧島市を拠点に企画プランニングとデザインを行う制作会社で、その経験を生かしながら、廃プラスチックに対する向き合い方の模索と実践に新規事業として取り組んでいる。
今回のカウンターシート制作では、江ノ島エリアの「片瀬西浜・鵠沼海水浴場」「片瀬東浜海水浴場」「腰越海水浴場」の砂浜に捨てられたキャップと、店の利用者が持ち込んだキャップ、約1,300個が使われている。
回収したペットボトルキャップはまず綺麗に洗浄され、乾燥後に色ごとに分別。それぞれの色のキャップは破砕されカラーチップとして再利用される。
成形作業も一つ一つ手作業で行われ、溶かしたプラスチックのプレス具合やヤスリの掛け方、バーナーでの炙り方で微妙に異なる表情の製品が生まれる。
また、今回の製品は再生プラスチックだけでなくおがくずも混ぜることによって、ドリンク類のグラスから滴る結露も吸収できる仕様になっている。
制作したカウンターシートは、将来藤沢の海がこうなって欲しいという願いを込めた色合いに仕立てられているそうだ。