URLをコピーしました。

廃棄デニムを家具・建材へ再生、サーキュラーエコノミーの実現を目指す「STELAPOP by ASPLUND」

廃棄繊維をアップサイクルして生まれたマテリアルボード「STELAPOP(ステラポップ)」は、株式会社ASPLUND(アスプルンド)が展開するアップサイクルブランド「STELAPOP by ASPLUND」の主要素材として採用されている。

株式会社ASPLUNDは、アパレルやライフスタイル事業を手がけるワールドグループの一員であり、家具の製造・販売を行う企業だ。オリジナル家具の開発やセレクトアイテムの取り扱いを通じて、空間デザインの可能性を広げる事業を展開している。

「STELAPOP」は、ベトナムのジーンズメーカーが開発したリサイクル素材であり、本来廃棄されるはずだった繊維廃棄物を再利用して作られる。

同素材は、デニム廃棄繊維をはじめとする多様な素材を回収し、色や質感ごとに分別した後、特殊なバインダー(結合材)と混合し、成形される。使用する廃棄素材によって色味が変化するため、リサイクル素材でありながらもポップでデザイン性の高い仕上がりとなる。

「STELAPOP by ASPLUND」は、廃棄素材に新たな価値を与え、持続可能な循環を生み出すことを目的としたブランドである。森林破壊の軽減を目指し、ステラポップを木材の代替素材として活用することで、資源の有効活用と環境負荷の低減に貢献する。また、今後は異素材との組み合わせや、新たなリサイクル技術の導入にも取り組み、さらなる可能性を追求していく。

同ブランドでは、「STELAPOP」を活用した商品の先駆けとして、オフィス用デスク天板、ソファフレーム、ランプシェードなどのオフィス空間向けアイテムを展開する。今後は、店舗什器やホテルの装飾品といったBtoB向けインテリアに加え、商業施設向けの家具や什器、さらには化粧合板としての商品化も視野に入れている。

「STELAPOP by ASPLUND」は、廃棄繊維のアップサイクルを通じて、環境への負荷を軽減しながら、インテリアの可能性を広げていく。

【ASPLUND】 アスプルンド


News新着記事