昭和の価値を未来へつなぐ、ホテルニューアカオ×ブックオフで楽しむレトロな滞在体験
静岡県熱海市のホテルニューアカオが、昭和100年を記念した斬新な取り組みを始める。2025年に数え年で昭和100年の節目の年を迎えることを記念し、「昭和100年 新しく、懐かしい。世代を超えて、今。」をコンセプトに、2025年を通して昭和100年を祝う様々なイベントを開催。その取り組みの一つとして、ブックオフと協業し、懐かしいレトロ家電や遊具を無料で宿泊客に貸し出す「昭和レトロバイキング」を2月25日から開始した。

同ホテル内オーシャン・ウイングのロビーに設置される新コーナーには、約20点の昭和レトロなアイテムが用意される。


黒電話、レコードプレーヤー、ボードゲーム、カセットテープ、ラジオ機能付きライト、人形・おもちゃなど、かつての日常を彷彿とさせる品々が並ぶ。これらのアイテムは、ホテル滞在中は自由に借りられ、部屋で家族や友人と楽しんだり、記念撮影の小道具として活用することができる。一部の備品は動作しないため、鑑賞・写真撮影用としての利用が推奨される。

リユースショップ「BOOKOFF」と、「不要品の使い方を創造し、捨て方をデザインする」をコンセプトにしたブックオフとモノファクトリーの合同ブランド「REMARKET(リマーケット)」は、「不要品の使い方を創造し、捨て方をデザインする」ことを理念としている。今回の取り組みは、その考え方を体現するものだ。

同取り組みにより、ホテルニューアカオは古き良き昭和の思い出を新しい形で蘇らせる。単に懐かしさを追求するだけでなく、モノの価値を再発見し、世代を超えたコミュニケーションを促進する試みとして注目される。

1973年に開業したホテルニューアカオは、昭和の熱海を象徴するシンボル的存在だ。開業以来、多くの人々に親しまれたこのホテルは、新型コロナウイルスの影響を受けて一時閉館したが、2023年に再オープン。開業当時の内装や調度品を活かしながら、昭和の人情や文化を受け継ぐ場として生まれ変わった。

今回の取り組みは、昭和の文化と精神を令和の時代に伝える、独創的な試みと言えるだろう。シニア世代には懐かしさを、若い世代には新鮮な驚きを提供する、まさに世代を超えたおもてなしの形である。
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