URLをコピーしました。

北海道発・木材の金継ぎ、廃棄木材を生まれ変わらせる「アップサイクルフローリング」

2025年2月、株式会社MOKKOUは、未利用の木材を活用した「アップサイクルフローリング」を発表した。端材や虫食い、割れ、カビのある木材に新たな価値を見出し、デザイン性と持続可能性を兼ね備えた床材として提供する。

日本国内では大量の木材が使われる一方で、加工過程で発生する端材や、虫食いや割れなどの理由で使用されずに廃棄される木材も多い。同社はこの未利用材を活かし、機能的かつ美しいフローリング材として再生させるプロジェクト「UPCYC PRDCT」シリーズの一環として同製品を開発した。

従来のフローリング製造では、木材の均一性が求められるため、わずかな傷や節があるだけで廃棄されるケースが少なくない。しかし、同社は「木材の個性を活かす」ことをコンセプトに、従来なら価値が低いとされていた木材を再評価し、新たなデザインとして取り入れる方法を模索した。

同製品の特徴は、日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」の考え方を応用している点にある。金継ぎは、割れた陶器を単に修復するのではなく、あえて金粉や漆を用いることで装飾性を高め、新たな価値を持たせる技術だ。MOKKOUはこの発想を木材に応用し、割れや傷を隠すのではなく、蓄光材やカラーレジンを用いてデザインのアクセントとして強調する手法を採用した。

同社は2022年10月に設立、同年11月に創業した木工クラフトメーカーで、特注製造を中心に小型の木製品を手がける。マスタークラフトマンの佐藤誠と、アートディレクター/グラフィックデザイナーのゲンママコトが代表を務めている。

北海道旭川市は、家具の街として知られ、高度な木工技術を持つ職人が集まる地域。同社は「MOKKOUを世界の共通語に」をスローガンに、日本の木工技術を世界に発信することを目指している。

MOKKOU公式サイト

MOKKOU Instagram


News新着記事