思い出を未来へ繋ぐ、土屋鞄の「ランドセルリメイク」
土屋鞄製造所は、卒業後のランドセルを革小物に仕立て直す「ランドセルリメイク」サービスを2025年3月14日(金)より開始した。2025年度は申し込みを3回に分けて受け付けており、初回は4月21日(月)9:00まで注文を受け付けている。

土屋鞄製造所は、2025年に創業60周年を迎える老舗ランドセルメーカー。ランドセルの擦れやすい角を補強する「菊寄せ」や、ミシンの位置をミリ単位で調整する技術など、細部にまでこだわった手仕事が評判だ。また、若手職人の育成にも力を入れており、創業者の土屋國男は2022年に厚生労働省から「現代の名工」として表彰された。


同社は製品を長く使い続けてもらいたいという思いから、サステナブルなプロジェクト「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)」を2021年に開始。このプロジェクトは、ケアサポート、リペア、リメイク、リユースの4つを柱に、製品や顧客に合わせた最適な技術や知識を提供している。ランドセルだけでなく、同社の他ブランド製品にも対応している。

その中でもリメイクサービスは特に人気が高い。職人技を活かして、使い終わったランドセルに新たな価値を与えるこの取り組みは、年々需要が増している。
土屋鞄では、卒業後のランドセルに対して2つの異なるサービスを提供している。一つは、ランドセルを革小物に仕立て直す「ランドセルリメイク」サービス、もう一つは、使い込んだランドセルを修理して次の子どもが使えるようにする「卒業後修理サービス」だ。

2023年12月に行ったアンケート調査(対象:小学6年生または中学1年生の子を持つ保護者530名)によると、ランドセルをリメイクしたいと答えた人は54.2%に達した。さらに、使用後のランドセルの扱いについては、「そのまま保管している」が30.2%、「破棄する」は12.6%という結果だった。また、子どもが選んだランドセルほど卒業後に保管やリメイクされる傾向があることも分かった。

同社は、ランドセルに残る小さな傷やシミも製品の一部として捉え、それらを活かして職人が丁寧に仕立て直している。2025年度のラインアップは、Lファスナー、ミニチュアランドセル、タペストリー、フォトフレーム、ペンケース・キーチャームセット、パスケースの6種類のメインアイテムに加え、オプションとしてカードケースと卓上カレンダーの2種類も登場する。








なお、卒業年度に関係なく申し込みが可能で、土屋鞄製だけでなく他社製ランドセルにも対応している製品がある。

さらに、同社では「卒業後修理サービス」も提供している。2023年のアンケートでは、「使い終わったランドセルを兄弟や親戚に譲る」と答えた人が5.3%おり、こうしたニーズにも応えている。対象は土屋鞄製ランドセルで、卒業年度にかかわらず申し込むことができる。

ランドセルは約150のパーツから構成されており、ファスナーやベルトの交換、補色、ほつれ直しなどを専任の職人が熟練の技術で行っている。

「ランドセルリメイク」サービスは、使い終わったランドセルを革小物として再生させ、新たな役割を与える取り組みだ。また、卒業後も誰かに手渡し、使い続けられることを望む声に応えて「卒業後修理サービス」も提供しており、譲渡や再利用を前提としたケアにも対応している。こうした取り組みを通じて、同社は「物を大切に長く使う」という利用者と職人の思いを共に実現している。
これらの取り組みを通じて、同社は「物を大切に長く使う」という利用者と職人の思いをともに実現している。