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1,500本の廃傘アート、星野リゾートの梅雨イベント「八ヶ岳ふれふれスカイ2025」5月31日(土)から7月7日(月)まで開催

星野リゾートが運営する「リゾナーレ八ヶ岳」では、2025年5月31日(土)から7月7日(月)までの期間、使われなくなった傘をアップサイクルした1,500個の「ふれふれ坊主」と共に梅雨の季節を楽しむイベント「八ヶ岳ふれふれスカイ2025」が開催される。

全長160メートルに及ぶメインストリート・ピーマン通りには、晴れを願う従来のてるてる坊主ではなく、雨を待ちわびる「ふれふれ坊主」が並び、訪れる人々の目を楽しませる。これらの「ふれふれ坊主」は全て、使われなくなった傘を再利用して作られたものだ。

梅雨の時期は一般的に旅行や外出を控える人が多いが、このイベントでは雨を恵みとして捉え直し、むしろ雨を楽しむという新たな視点を提案する。また、期間中は雨の日に色が変わる特別なドリンクの提供や、傘をアップサイクルする「アンブレラマーカー作り」の体験も実施し、訪れる人に梅雨時期でも明るい気持ちで過ごせる機会を提供する。

環境科学会誌の研究資料によると、忘れ物として届けられる傘の内、持ち主の元へ返却されるのはわずか約1%ほどであり、多くの傘が使い捨てられているのが現状である。リゾナーレ八ヶ岳では、この問題に着目し、山梨県と協働してSDGsに取り組む。県内の観光施設や「やまなしSDGs推進企業」などの協力のもと、廃棄予定だった約1,500本の傘を回収し、ふれふれ坊主として新たな価値を生み出している本イベントも、こうした取り組みの一環である。

ピーマン通りは、これらの色とりどりの「ふれふれ坊主」によって彩られ、梅雨の時期でも訪れる人々が明るい気持ちで楽しめる空間を創出している。

イベント期間中、キッチンカーでは特別な「ふれふれレモネード」が提供される。このドリンクは、雨が「降る」とシェイカーを「振る」を掛けた言葉遊びから名付けられ、シェイカーを振ることで完成する。爽やかな夏らしい味わいのレモネードには、輪切りレモンやミントが入っており、暑い季節にぴったりの一杯だ。

さらに、このドリンクは雨の日限定で色を変える特性を持っている。通常の色から爽やかなスカイブルーへと変化し、雨の日が待ち遠しくなるような工夫がなされている。また、ドリンクは使われなくなった傘をアップサイクルしたコースターと共に提供され、細部にまでサステナビリティへの配慮が行き届いている。「ふれふれレモネード」は13時から17時まで(ラストオーダー)、ピーマン通りのキッチンカーで800円(税込)で提供される。荒天時は中止となる場合もある。

また、傘の忘れ物を減らすための取り組みとして、使われなくなった傘をアップサイクルする「アンブレラマーカー作り」では、参加者は好みの柄の傘とリボンを組み合わせて、オリジナルのアンブレラマーカーを作ることができる。自宅で使わなくなった思い出の傘を持ち込んでアップサイクルすることも可能だ。この体験は14時から16時まで、ピーマン通りで行われ、参加費用は1,000円(税込)。雨天時はホテルショップ前で開催される。

リゾナーレ八ヶ岳を運営する星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営(共通価値の創造)を重要視している。同社はSDGsをCSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、各施設でさまざまな取り組みを推進している。今回の「八ヶ岳ふれふれスカイ2025」は、特にSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に寄与することを目指しており、使い捨てられがちな傘に新たな命を吹き込み、持続可能な消費と生産のパターンを確保するという考え方に基づいている。

「八ヶ岳ふれふれスカイ2025」概要

日時:2025年5月31日(土)〜7月7日(月)9:00 – 18:00
会場:メインストリート「ピーマン通り」
住所:山梨県北杜市小淵沢町129-1
料金:入場無料

リゾナーレ八ヶ岳 | 公式Instagram

星野リゾートリゾナーレ八ヶ岳 公式X


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