「捨てないコーヒー」の新提案。バスプレッソがつなぐ、資源の循環
「コーヒーの世界を幸せと感動で満たす」を理念に掲げる株式会社Philocoffeaと、老舗石鹸メーカー・ペリカン石鹸が共同で開発した「バスプレッソ コーヒーボディスクラブ」。本製品は、これまで廃棄されていたドリップ後のコーヒーかすを原料に用いた、エシカルなボディスクラブだ。原料の売上の一部は、東南アジアや南米のコーヒー農園およびその周辺地域の環境改善に取り組む団体へ寄付される。

開発に携わったのは、2016年のコーヒー抽出技術を競う世界大会「World Brewers Cup」でアジア人として初めて優勝を果たした、Philocoffea代表の粕谷哲氏。以降もコーヒーの魅力を伝える活動を続けるなかで、ドリップ後に残るコーヒーかすの再活用に着目した。

粕谷氏は原料メーカーと協力し、廃棄されていたコーヒーかすをアップサイクルする技術を開発。ペリカン石鹸はこの取り組みに共感し、エシカルなコーヒー素材として採用。両者の連携により、「バスプレッソ コーヒーボディスクラブ」が誕生した。

本製品は、天然由来成分にこだわった無添加処方で、肌へのやさしさが特長。コーヒー種子の多孔質構造を活かし、古い角質をやさしく取り除き、なめらかな肌へ導く。
内容量は180gで、週1〜2回の使用が推奨されている。コーヒーオイルも配合されており、ほろ苦い香りに包まれながら、心地よいバスタイムを楽しめる。

飲み終えたあとのコーヒーかすを、肌にやさしいボディケア製品として再生した「バスプレッソ」。廃棄物を資源へと転換し、生産地支援を組み込んだこのプロダクトは、日々のバスタイムを通じて、サステナブルな循環を身近に感じさせてくれる。