廃タイヤの再利用ブランド「SEAL」、公式リユース販売「SEAL Re Carry」を開始
株式会社モンドデザインが展開するサステナブルブランド「SEAL」は、顧客がすでに使用した後の鞄を買い取り、クリーニングや修理を施して再販売する「SEAL Re Carry」プロジェクトを2025年2月27日(木)より開始した。

同プロジェクトでは、顧客が様々な理由で使わなくなったSEAL製品を買い取り、国内職人による丁寧なメンテナンスを経て新たな持ち主へと橋渡しする。リユース製品は新品と同等の保証や修理サービスが付与され、定価の2割から7割程度の価格で提供される。

「SEAL」は2007年の創設以来、廃タイヤを再利用した製品づくりで知られるMADE IN JAPANのバッグブランドである。森野帆布や藤倉航装といった異素材とのコラボレーション製品も展開しており、自分だけのオリジナル感を求めるユーザーやサステナブルな生活様式に関心の高い層から支持を得ている。
世界では年間約9,200万トン、全生産量の約85%の繊維製品が焼却や埋め立てによって廃棄されているという現状に対し、「SEAL Re Carry」は製品の寿命を延ばし、廃棄物削減に貢献することを目指している。循環型社会の実現を目指し、ReuseやReduceの促進を図る取り組みでもある。
製品の状態によっては買い取りできない場合もあるが、その際は顧客の希望により返却するか、SEALが2017年から取り組んでいる途上国への物資支援などに活用される。

同社は環境保全活動にも積極的で、WWF(世界自然保護基金ジャパン)への寄付や植林などを通じて、ユーザーが日常的に社会貢献活動に参加できる仕組みづくりにも取り組む。
「SEAL Re Carry」の申し込みは専用のウェブフォームからでき、郵送または店舗への持ち込みによって製品を査定後、買取金額が通知される仕組みとなっている。
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