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植物由来のレザーアイテムブランド『LOVST TOKYO』が国産アップルレザー「aplena」を使用した商品の展開を開始

植物性のヴィーガンレザーアイテムを展開するライフスタイルブランド『LOVST TOKYO(ラヴィストトーキョー)』(東京都・目黒区)は、今春から、国産アップルレザー「aplena(アプレナ)」を用いた商品の展開を開始する。

アップルレザーとは、本来廃棄されるりんごジュースの絞りかす(皮や芯)を乾燥させ、合成レザーの原料のポリウレタン樹脂と合成することで生まれる植物由来のヴィーガンレザー。従来のヴィーガンレザーよりも石油由来の原料の使用を抑え、環境に配慮されているのが特徴だ。

アップルレザーコレクション – LOVST TOKYO

アップルレザーのカラーラインナップ。白、赤、ピンク、薄い青、カーキ

これまでLOVST TOKYOは主にイタリア製アップルレザー「Apple Skin」を用いて商品開発を行ってきたが、素材の調達におけるCO2排出量を削減するために、ローカル資源の活用を模索していたところ、青森県のJAアオレンと共和ライフテクノ株式会社の協力を得て開発に着手。今春からの国産アップルレザーを採用したアイテム展開が実現に至った。

JAアオレンでは年間に約20,000トンの原料りんごを集荷・加工しており、そのうちの約6,000トンが、搾りかすなどの「残渣(ざんさ)」として排出されている。これまで堆肥や飼料としての活用が一般的だった残渣を合成レザーへ転用することで、新たな付加価値を生み出される。

今後、同ブランドは、国産アップルレザーを活用したアイテムのラインナップを拡充し、より環境に配慮したものづくりを進めていこうとしており、今春からは、「Apple Rucksack」、「Apple Canvas Tote Bag」、「Apple Square Rucksack」、「Grape Vine Tote Bag」などが新製品として展開される。

アップルレザーを使用したバックパック

また、2023年4月5日(水)から4月11日(火)までの7日間、日本橋髙島屋にてLOVST TOKYOの植物由来のヴィーガンレザーアイテムを体験できるポップアップを実施する。会場では、今春発売の新作をはじめとしたバッグやレザー小物を販売し、実際に商品を手に取り、植物由来のレザーの質感を確かめることができる。

同ブランドは、オリジナル商品全てにおいて、カーボンフットプリント(事業活動における温室効果ガスの排出量)を開示し、カーボンオフセットの取り組みを推進している。今回の国産アップルレザー展開は、素材の調達におけるカーボンフットプリントを大きく削減し、カーボンオフセットを加速させることにつながるだろう。


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