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坂ノ途中の海外部門「海ノ向こうコーヒー」が、コーヒーの果皮・果肉部分をアップサイクルした「カスカラコーラ」を発売

京都を拠点に「100年先もつづく、農業を」というビジョンを掲げ、環境負荷の小さな農業を広げるために日本や東南アジアでバリューチェーンの再構築に取り組む株式会社坂ノ途中。同社の海外事業部である「海ノ向こうコーヒー」が、コーヒー豆の生産過程で廃棄されていた、果皮と果肉部分であるカスカラをアップサイクルしたクラフトコーラ「カスカラコーラ」を発売した。

コーヒー豆は、コーヒーチェリーという赤い実の種子から作られる。種子以外の果皮と果肉部分は一部堆肥として活用されることもあるが、基本的には廃棄されることが多い。その廃棄過程で正しく処理されないものは腐敗し水質汚染の原因となることもあるそうだ。

コーヒーチェリーの種子以外の皮や果肉も活用することができれば、産地の環境の改善に繋ががるだけでなく、1粒から得られる生産者の収入を増やすこともできる。そんなサイクルを実現するために、同社は2019年より「カスカラコーヒーチェリーティー」、「カスカラシロップ」などの商品化を行っており、今回その第三弾としてクラフトコーラを発売した。

カラスカコーラは、炭酸水で割って楽しむクラフトコーラで、カスカラシロップをベースに、高知県産の生姜とカルダモン、クローブ、ブラックペッパーなど8種類のスパイスをブレンド。カスカラ独特の果実感やコクに、スパイスの辛味がアクセントとなり、甘すぎない大人の味わいになっているそうだ。また、材料本来の風味を活かすため、着色料や香料は使用していない。

海ノ向こうコーヒーでは、東南アジアの山間地域で高品質なコーヒーを栽培することで、森林保全と山間地での所得確保の両立を目指している。カスカラコーラのような、未利用部分を活用した製品がより多く消費されることで、生産はより持続可能になっていくだろう。

カスカラコーラ200ml | 坂ノ途中

株式会社坂ノ途中

海ノ向こうコーヒー


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