鹿児島県天城町が取り組む持続可能なまちづくり、ベスト・ツーリズム・ビレッジ2024を受賞
国連世界観光機関(UN Tourism)による「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2024」において、建築家である山下保博氏が総合プロデュースした「鹿児島県天城町」の持続可能な観光地域づくりの取り組みが認定された。
山下保博氏は、日常に埋もれていた天城町の魅力や特徴を発掘・再編集し、「集落文化×地域住民と共に創る「日常の観光化」をテーマに掲げて活動してきた。伝統文化や自然環境を次の時代に伝える持続可能なまちづくりを実践するため、提言や支援を行っている。
天城町は鹿児島県徳之島北西部に位置し、徳之島空港と平土野港を有する交通の要所である。サトウキビや畜産、ジャガイモ、果樹、花卉などの農業が盛んであり、特にサトウキビは県内有数の主要生産地として知られる。
町の理念「ユイの心で命つむぐまち あまぎ」は、共同作業を通じて喜びや困難を分かち合い、支え合う「ユイ」の精神を表し、今も地域に根付いている。この理念のもと、行政・地域住民・民間企業が連携し、持続可能な地域づくりに取り組んできた。
たとえば、サトウキビの葉を牛に与え、牛の糞を肥料にする循環型農業を推進している。また、400年以上続く闘牛文化や、生物多様性に富んだサンゴ礁、特別天然記念物のアマミノクロウサギの観察ツアーなど、地域に根付いた観光資源が地域活性化を支えている。
山下保博氏は2018年に「伝泊 徳之島」を天城町にオープン。伝統建築や集落文化を次の時代に伝えることを目的とし、宿泊施設の運営を中心に活動を展開している。奄美独自の文化や建築を保存し、古民家が立ち並ぶ集落景観の継承に寄与している。また、空き屋の1階部分を改修した「伝泊 Cafe&Office」の運営においても、地域住民と観光客の交流や地域食材の魅力発信を推進している。
これらの取り組みは「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2024」において革新的な地域推進の事例として評価された。天城町の持続可能な観光地域づくりは、文化や自然を次世代に継承するモデルケースとして認められた。
今回の認定を記念し、特別宿泊プランを販売。より多くの人々が天城町の魅力を体験する機会を提供する。
「伝泊 徳之島(天城町)」プラン概要
朝食付き2泊プランの料金が通常より20%OFFで提供される。
・販売期間:2024年11月20日–2025年3月16日。
・宿泊期間:2024年11月20日–2025年3月16日。
・対象の宿:伝泊 徳之島(天城町)。
※サンゴ石小屋のある宿、海亀ビーチの宿、展望台のある宿
・料金:2名利用時/1人・泊 料金 6,240円(税込)〜。
・定員:1–6名(各宿の定員に準ずる)。
・予約ページ
「伝泊 赤木名 ホテル」プラン概要
朝食付き1泊プランの料金が通常より15%OFFで提供される。
・販売期間:2024年11月20日–2025年3月16日。
・宿泊期間:2024年11月20日–2025年3月16日。
・対象の宿:伝泊 赤木名 ホテル。
・料金:2名利用時/1人料金 6,840円(税込)〜。
・定員:1–2名(各客室の定員に準ずる)。
・予約ページ