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梅と抹茶で染める、サステナブルな一着。ANGLE×FOOD TEXTILEのコラボ肌着

まだ十分に使えるにもかかわらず、日々の中で捨てられてしまう食材。そうした素材に新たな価値を見出そうという動きが、さまざまな分野で広がっている。その一例が、廃棄されるはずだった梅や抹茶を染料として再活用し、肌と環境にやさしい天然素材のインナーウェアへと生まれ変わらせる取り組みだ。

このプロジェクトを手がけるのは、食品ロス削減と環境負荷の軽減を目指すサステナブルブランド「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」。創業130年を超える老舗肌着ブランド「ANGLE(アングル)」とのコラボレーションにより、実現した。

日本では、いまだに食品ロスが大きな社会課題とされている。「FOOD TEXTILE」は、その課題に取り組むため、豊島株式会社と食品関連企業、生地を活用するコラボレーション企業の3者によって展開されるサステナブルプロジェクトブランドだ。規格外や未活用の食材から染料成分を抽出し、糸や生地を染め、新たな製品へと再生させている。アパレル業界の枠を超えた連携により、衣・食・住の暮らしを彩るアップサイクルのかたちを提案している。

この取り組みに共感し、手を携えたのが、明治27年(1894年)創業の「ANGLE」。昭和天皇に肌着を献上した歴史を持ち、素材選びから糸・生地まで、こだわり抜いたものづくりを130年以上にわたって続けてきたブランドだ。

「肌にもっとも触れる衣類だからこそ、肌にも環境にもやさしい最高の着心地を届けたい」。そんな思いのもと、「FOOD TEXTILE」とのコラボレーションが生まれた。

今回のラインナップは、タンクトップ、8分袖、タートルネック、レギンスの4アイテム。リラックスタイムや日常使いにちょうどいい、着心地と風合いにこだわった仕上がりだ。カラーは、奈良県五條市の規格外の梅の実から抽出したアイボリーと、愛知県安城市で抹茶を製粉する際に出る、粒子の不揃いな茶葉などを再活用したイエローグリーンの2色。

これらの染料は、食品としては流通しない素材を活用し、90%以上が天然由来。化学染料の使用を抑えたやさしい色合いが特徴で、洗濯や摩擦による色落ち・色移りを防ぐ染色堅牢度試験もクリアしており、長く愛用できる品質を実現している。

製品は、ANGLE公式オンラインストアで購入が可能だ。

未活用食材を染料に活かし、天然素材にこだわって仕立てられた「ANGLE」のインナーウェア。肌へのやさしさと環境への配慮を両立した、日常に自然と溶け込むサステナブルな一着として、ぜひ注目したい。

ANGLE-アングルオンラインショップ

豊島株式会社


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