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廃プラスチックと廃木材を融合した循環型素材「レビアペイブ」、ひろしまスタジアムパークに採用

2024年8月にオープンした「ひろしまスタジアムパーク」に、株式会社LIXILが開発した循環型素材「レビア」を使った舗装材「レビアペイブ」が採用された。ビオトープエリアに敷設されたこの素材は、廃プラスチックと廃木材を融合した革新的なものだ。

「レビア」は、再資源化が難しかった廃プラスチックと廃木材を融合させることにより、廃棄物として見過ごされがちな素材を有効活用し、地球環境への負担を軽減する循環型素材である。家庭や事業活動で排出される廃プラスチック、建築物の解体で出る廃木材を原料に、廃棄物処理でのCO₂排出量を大幅に削減。廃棄物を資源に変えるという持続可能なモデルを実現した製品だ。

ひろしまスタジアムパークには「エディオンピースウイング広島」を中心とした広場エリアや商業施設「HiroPa(ヒロパ)」があり、広島市民だけでなく国内外からの訪問者を迎える新しい憩いの場として開発された。この開発プロジェクトのコンセプト「ACTIVE COMMUNITY PARK」は、活気とコミュニティ形成を目指しており、「レビアペイブ」はそのビジョンに共鳴する環境配慮型製品として採用された。

ビオトープエリアに施工された「レビアペイブ」の敷設面積は13.4㎡で、これにより1,474kgものCO₂排出量の削減が見込まれる。

同社が提供する「レビア」は、異素材の廃プラスチックを一括で処理する技術により、複雑な廃材も再資源化することを可能にした。例えば、「レビア」1トンの製造で排出されるCO₂量は、廃材がそのまま焼却された場合に比べて約82%削減されるという結果が認証されている。この画期的な技術は、廃プラスチックの再資源化の課題を解決するだけでなく、廃棄物の新たな可能性を切り拓く一歩でもある。

循環型素材「レビア」スペシャルサイト

舗装材「レビアペイブ」Webサイト

ひろしまスタジアムパーク Webサイト


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